2018年12月22日土曜日

アメリカ編 01 ロサンゼルスの鉄道利用:切符の買い方

グリーンラインのマリポーザ駅


 あまり知られていない様ではありますが、ロサンゼルスにも鉄道があります。
 ロサンゼルス空港から、鉄道駅まで無料の連絡バスがあるのですが、日本人観光客が利用しているのは、あまり見かけたことがありません。
 暗くなってからの利用は、あまりお勧めしませんが、空港からの移動手段の一つとして考えることは可能です。






 切符の買い方ですが、昔は紙の切符だったのですが、現在ではカードになっています。
 初めて購入する場合、カード代として$2必要となります。運賃は全線一区の$1.75(2018年12月時点)
 買い方としては、画面左の「A」を押して「TAPカード」を購入します。





 そしてそのまま、左下「E」を押して片道乗車券を購入します。











 すると、カード代$2と片道運賃$1.75の合計$3.75が表示されますので、機械右手の投入口から現金を入れると、下からカードが出て来ます。










 カードを使って、改札機の丸い部分にタッチして、そのまま構内に進みます。







2018年12月15日土曜日

アムステルダムの鉄道利用 02 乗車時の注意


 アムステルダムにおける鉄道の利用は、おおむね日本と同様に改札があり、購入した乗車券を改札機のところで「タッチ」して入場します









 タッチする場所は、矢印の先











 ホームに向かう際、気をつけなくてはならないのが、進行方向が日本とは逆の右側通行であるということです。
 日本は左側通行なので、日本と同じ感覚で乗車しようとすると、反対方向に向かうことになります。








 なお、駅によっては「改札」が存在しないところもあります。
 アムステルダム空港駅がそれで、券売機近くのエスカレータを降りてしまうと、そこはホームです。
 通路に存在するポールや、エスカレータの横にあるポールが、実は改札機ですので、ホームに降りる前に、ここにタッチしておかないと、降車の際にあわてることになります。




2018年11月17日土曜日

アムステルダムの鉄道利用 01 チケットの購入


 アムステルダム空港は、地下に鉄道の乗り場があり、空港から電車で移動できます。
 鉄道の乗車券は自動券売機で購入できますが、これが微妙に面倒で、支払いは小銭かカードで行うようになっており、なんと紙幣は使えません。
 ちなみに写真は、アムステルダム空港駅ではなく、市街地に二つ行った「Amsterdam RAI 駅」の券売機です。



 乗車券の購入手順は、まず「片道」か「往復」かの選択と、自転車等の持ち込みがあるかについて選択を行います。
 ちなみにこの乗車券は「発券手数料らしきもの」が徴収されますので、片道を二枚購入する場合と、往復を一枚購入する場合では値段がかわりますが、別に「往復割引」になっているのではない模様です。なお、往復は「当日限り」です。




 次に行き先を選択します。行き先は、目的地の駅名において先頭から二文字を入力すると候補が表示されますが、空港駅などの「主だった行き先」も横に表示されます。
 この写真は、Amsterdam RAI から空港に戻るとき撮影していますので、主な候補として一番下にアムステルダム空港の表示があり、これを選択しました。 



 行き先が決まると、人数と、乗車クラスの選択を行います。乗車クラスは一等車と二等車からの選択ですが、たかが二駅だし、座席もそれほど差がある訳ではないので、二等車を選択。






 金額が表示されますので、小銭を入れると乗車券が発券されます。

2018年11月3日土曜日

鉄道の行き先表示

 アメリカや台湾などで電車を利用する際、どれに乗れば良いかの判断に、路線名と方向を用いることがあります。たとえば「Blue Line」の「Northbound」とか。
 多くの場合、路線の方角は「Northbound」,「Southbound」,「Eastbound」,「Westbound」。台湾の高速鉄道も、台北から高雄に向かうのは「Southbound」と表示されていたと記憶している。これは大阪地下鉄のように、おおむね南北と東西で路線がある場合は、みただけでわかりますが、路線が蛇行している場合などでな、何となく南向きとか、たぶん東向きとかといった感じでしょうか。

 ちょっと気になったのがJRの首都圏。電車の扉の上にモニターが付いている車両が増えましたが、ここで表示される障害情報の英語版のところ。東西南北ではなく「Inbound」とか「Outbound」という表記がなされることが。
 どうも「上り」と「下り」に対応している様なのですが、JRの上り下りなど、首都圏に在住のひとでも把握していないと思われます。
 東海道新幹線のように東京駅を起点として、東京駅から離れるものが下りで、東京駅に向かうものが上りなら理解できても、東京駅が終点とならない京浜東北線などは、どこがどう上りだかわからない。

 日本人が見ても良くわからないものを、直訳に近い形で翻訳しても、外国から来た人たちには通じないのではなかろうか?

2018年10月27日土曜日

台湾編 05 進行方向の謎

 

 いきなりですが、日本の道路は左側通行になっています。道路の真ん中に道路の向きで道路の真ん中に道路の向きで立つと、左側の車線を車が進むこととなり、右車線は向こうから向かってくることになります。
 電車も同じで、複線の島型ホームに立つと、移動したい方向を見て左側のホームの電車に乗ります。複々線で各々の方向にホームがある場合、進行方向に向かって左側のホームに行くと、目的地に向いた電車に乗れます。ただし、折り返し電車など始発駅となる場合などにおいて、例外はありますが。


  欧米は逆で、道路は右側通行になっていますし、電車も同様です。進行方向を向いて右側のホームの電車に乗ることになります。ロサンゼルスの電車や、サンフランシスコ近辺を走るカルトレインなど、進行方向に向いて右側のホームでの乗車や下車を行います。






 さてここで台湾です。
 台湾も道路は、欧米と同じく右側通行です。そして台北の地下鉄なども右側通行となっています。
 しかし、台湾高速鉄道。いわゆる台湾新幹線だけは、日本の新幹線同様、なぜか左側通行となっていました。
 台北から新竹まで、台湾高速鉄道を利用した際、1号車を先頭にしたとき、左に2席,右に3席ある構造に違和感があり、日本と左右が逆になっているのかと考えつつ、左側の2列席に座って外を眺めていると、景色がきれいに見えること、つまり「対向車に邪魔されない」ということに違和感を持ち、よくよく考えてみると左側を走行していることに気が付きました。
 
 
 なぜ台湾では、高速鉄道だけが、車両用の道路や在来線と逆向きの運行になっているのでしょうか?


2018年10月20日土曜日

台湾編 04 新竹編

通過車両の防壁

 IT関係の仕事をしている人で、台湾で馴染みのある町の一つが新竹です。いわゆる学研都市みたいなもので、ハイテク産業の本社や研究所があります。
 ただ、最近では、台北市内や桃園,北投などにもあるので、新竹に行く機会は減っているかもしれません。

 かつては台北から新竹へ電車で移動する場合、在来線の自強号という特急を利用するのが主でしたが、台湾高速鉄道(台湾新幹線)ができてからは、こっちを利用するほうが早く着きます。

 台湾の高速鉄道は、日本の新幹線のように「のぞみ」とか「やまびこ」といった愛称は無く、列車番号だけですので注意が必要です。とくに新竹は各駅停車しか止まらない駅の様で、通過待ちをする駅となっています。
通過中
ちなみに、車両通過による風などを防ぐために、待避線との間に防壁が用意されていました。防壁は駅のだいぶ前から用意されており、通過列車があっても待避中の車両は揺れなくなっています。

 さて、台湾の高速鉄道における新竹駅ですが、ここは在来線の新竹駅から、かなり離れています。つまり高速鉄道の新竹駅と、在来線の新竹駅は、まったくの別物です。
 つまり、高速鉄道を使って在来線の「新竹駅」に行く場合、『高速鉄道の新竹駅で、在来線の新竹駅に行く電車に乗り換える』必要があります。
 高速鉄道の新竹駅のホームは三階にあり、一つおりた二階に、在来線の乗り換え口の改札があります。
在来線への連絡改札

 これは、いわゆる連絡改札ではなく、いったん外に出て、連絡通路を通って、在来線の方に向かいます。このため、高速鉄道コンコース側に、在来線の券売機などは存在しません。実は高速鉄道から出る改札では「切符が回収されません」。そのまま出て来ますので、気分的に連絡改札のような気にもなりますが、これは単に「領収書」として出るようなもので、会社の出張などの時には出て来た切符を領収書のかわりにすることになります。
 実は台北で購入した際に、「領収書発行ボタン」が見当たらず、改札を出る際に駅係員にいって、切符に無効の判を押してもらって領収書にしようとしたら、普通に出てくると言われ、その後、台湾企業の人に聞いたら、出て来た切符を領収書として扱うと言われました。

在来線への連絡通路を二階から

 話を戻して、在来線への乗り換えです。改札を出ると連絡通路があり、その先に在来線のホームがありますが、その前に在来線の改札がありますので、在来線の切符を購入することになります。






在来線券売機

 購入は簡単で、目的とする駅に該当する金額のボタンと、片道だとか、いくつかのボタンを押して小銭を投入す売るだけです。表示は台湾語ですが、漢字なので、どのボタンを押せばよいか、なんとなく理解できると思います。






行き先はほぼ新竹一択

 ここから在来線に乗るのですが、ここから出る列車の行き先は「新竹駅」です。先ほど降りた高速鉄道の駅名も「新竹」なのですが、これはあくまで高速鉄道の新竹駅であり、在来線の新竹駅ではありません。このホームというか、ここから乗る列車は、高速鉄道の新竹駅と、在来線の新竹駅を結ぶ路線ですので、『在来線としての行き先』は新竹となります。

 


実は駅名が違います

 こうなると、何が何だか分からなくなってしまうのですが、じつは「高速鉄道の新竹駅」に隣接している在来線の駅は「六家駅」であって、新竹ではありません。
 この六家駅から在来線で、新竹駅を目指します。





2018年10月13日土曜日

台湾編 03 台湾新幹線乗車


台北駅地下一階の新幹線改札口

 台北駅では一階の自動券売機で乗車券を購入したのですが、ここからエスカレータで一つ下がった地下一階に、新幹線の改札があります。








ホームに降りるエスカレータ

 改札を抜けると、目の前に南向き電車用(高雄に向かうホームへの)エスカレータがあり、ここからホームに向かいます。







12号車の案内掲示(12番線ではない)

 ホームでは天井から、号車番号を記した看板が釣られており、乗車位置がわかるようになっています。
 なお、台湾新幹線は、台北から高雄方面に向かう車両、つまり南向きの場合に、先頭車が1号車で、一番後ろが12号車になります(12両編成です)。
 そして後ろ三両、10号車から12号車が自由席となります。東海道新幹線とは逆になります。




転落防止柵
列車が近づくと点滅します

 ホームには転落防止柵があり、列車がホームに入線してくると、点滅します。
 正直、結構ウットオシイです。





座席配置は日本と左右逆
そっくりな表示

 車両内部の雰囲気は、東海道新幹線と大差ないのですが、微妙に色合いが淡い感じがしています。






自由席車両には優先席があります

 なお、自由席車両には、いわゆる「優先席」が用意されていて、一番前の列は、体の不自由な方優先となっています。

 ちなみに、東海道新幹線では、一号車を先頭として運行する時、左から”A-B-C”ときて通路を挟んで”D-E”となりますが、台湾の新幹線では逆で、右から”A-B-C”ときて通路を挟んで”D-E”となります。つまり3-2の配置ではなく2-3です。




テーブルにはドリンクホルダーが
たたんだ状態

 テーブルにはドリンクホルダーが。








端末充電用個室
端末充電可能です

 全車両なのか、たまたま今回使用した車両がそうだったのかはわかりませんが、座席近くにコンセントは見当たりませんでした。
 車両内で無線LANが使えるようになっているにも関わらず、電源が無いとは・・・と思っていたら、乗車口の横に充電ブースが。
 個室になっています。



















2018年10月6日土曜日

台湾編 02 台湾新幹線乗車券購入

券売機の初期画面

 今回は、台湾新幹線を利用した時の状況について紹介します。
 残念ながら、新幹線の券売機に「日本語」の選択は見当たりませんでした。台湾語と英語に二種類。







指定席か自由席を選択

 購入を開始すると、最初に指定席か自由席を選ぶようになっています。今回は、平日の昼間で、乗車時間も30分程度なので、最悪席が無くても良かろうと、自由席を選択しました。






片道か往復かを選択

 
 次に、片道切符か、往復切符かを選択します。同じ日のうちに台北に戻ってくるのですが、帰りの移動手段が不明であったため、とりあえず片道を選択。








新幹線乗車駅を選択

 続いて、乗車駅を選びます。今回は台北からですので、「TAIPEI」を選択。








降車駅を選択

 その後、降車駅を選択します。今回は新竹。









枚数を選択

 区間が決まると、次は枚数。上が大人で下が子供。一人旅なので、大人を一枚。








確認画面

 確認画面がでますので、内容を確認して左下のボタンを押してOK!








 
会員情報の画面

 なんだかよくわかりませんが、会員情報らしき確認画面。おろらくは関係しているものを持っていないと思われるので、「Non-Member」(一番上)を選ぶ。
 なにかマイルでも加算されるのでしょうかね?






支払方法の選択
最後に、支払方法の選択。今回は現金なので、一番上の「Cash」を選択。その後、投入口に指定された金額の紙幣を入れると発券。
 おつりは当然出て来ます。







乗車券

 発券された切符。









窓口もあります

 ちなみに、窓口でも購入できます。


2018年9月29日土曜日

台湾編 01 台北の地下鉄

地下鉄の路線網と料金

 今回は、台北の地下鉄を利用してきたので、その紹介を行います。
 台北市内は、それなりに地下鉄網が張り巡らされており、台北市内の観光や買い物のための移動に重宝します。
 料金も手ごろで、初乗りがNTD20(20元≒80円弱:2018年9月)で、羽田空港から直行便のある台北松山(ソンシャン)空港にも地下鉄の駅が隣接しています。



 
 地下鉄の切符(?)は自動券売機で購入します。言語の選択に日本語がありますので、日本語で操作が可能です。しかし、操作そのものが簡単ですので、特に日本語表示にしなくても支障なく利用できます。

自動券売機
操作画面
金額と枚数を選択するだけ


 最初に支払方法を選択して、金額(区間)と枚数を選択するだけです。なお、購入が一枚だけの場合、枚数の選択は必要ありません。二枚以上購入する際に選択します。



乗車券(トークン)

 購入すると、プラスチックのコインが出て来ます。最初に切符に「?」を付けたのはこのためで、切符というよりはトークンという方が正しいと思います。






入場

 ホームに入るときに、このトークンを改札機の画面下にタッチするとゲートが開きますので、そのまま通過します。
 日本の自動改札のように、一度入れたものが、ゲートが開くとともに出てくるというものではありません。
 あくまで、ICカードと同じように、タッチするだけです。






出るときは投入

 駅から出るときは、画面下の投入口に乗車券であるトークンを投入すると、ゲートが開きますので、そのまま出ます。
 投入したトークンは、今回手にしたもののくたびれ具合から見ても、再利用されています。