2019年1月5日土曜日

アメリカ編 02 ロサンゼルスの鉄道利用:利用時の注意



 写真は,グリーンラインとブルーラインの乗換駅ですが,なぜか路線を乗り換えるだけなのに改札があります.
 乗車券をタッチして通過しますが,改札機によっては全く反応していないように見えるものもありますが,タッチすれば普通に通れますので,そのまま通過します.






 これは,ブルーラインのホームにおける表示で,次の電車が,あと何分で到着すかを示しています.
 表示の「7MC」が実はLos Angelesのダウンタウンのことで,写真右側のホームに3分後に到着するという意味ですが,その下の「Long Beach」は『反対方向の電車』の到着時刻です.
 なので方向に関係なく,次に来る電車を示しています.



 しかも困ったことに,Long Beach方面のホームでも同じ表示になります.
 なので,このホームの3分後に電車は来ません.
 たいへん紛らわしいです.



 紛らわしいと言えば,車両内の表示にも注意が必要です.
 次の停車駅として「SLAUSON」と表示されていますが,この表示はSLAUSON駅到着と同時に切り替わります.タイミング的には,車両のドアが開くと同時くらいです.
 なのでSLAUSON駅停車中において,黄色で大きく『VERNON』と表示されることになります.ここの表示はあくまで「次の駅」ですので,SLAUSON停車中であってもVERNONで間違いではないのですが,大変紛らわしく,実際,扉が閉まる直前にVERNONについていたと勘違いした女性が,あわてて電車から降りて,まだSLAUSONだと気が付いたものの,扉が閉まって戻れなくなり,ホームで途方にくれていました.



 写真は,ブルーラインのPICO駅ですが,まだ改札のない駅も存在しており,乗車の際にはホーム設置された機器にカードをタッチしておく必要があります.
 見落としがちなので要注意です.ちなみに,このPICO駅はLos Angeles Convention Centerの最寄駅ですので,展示会などに行く場合に利用することになります.



 グリーンラインで西行きに乗っている時,架線工事に出くわしたのですが,ここでも要注意な点が.
 この写真はやや進行方向に向いて撮影しています.アメリカの電車は右側通行ですので,本当は工事をしている線路を走るはずの電車に乗っており,この時点では,東向き線路上を走っています.
 最初は西向き線路を走っていましたが,工事区間が近づくと,反対車線に入り,そのまま走行を続けました.工事区間を過ぎて,元の車線に戻りましたが,じつはこの間に駅が一つ.この駅に停車した時,東向きのホームに入りました.
 つまり,架線工事などが行われている場合,駅のホームで待っていると,反対側から電車がやってくることが普通にあり得るということで,間違って反対に向かう電車に乗りかねないので要注意です.特に,アメリカではホームから見て電車の進行方向が日本と逆なので,こうした場合「日ごろの慣れた方向から電車がやってくる」ことになりますので,うっかり乗ってしまいそうです.


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